2010年09月18日

退職予定者の年次有給休暇の取得

質問

私は来月末日に、退職を予定しています。
年次有給休暇が14日残っているので、退職日まで連続して取得しようと会社に申し出たところ、業務の引き継ぎに支障となるので7日間だけにしてほしいと言われました。

私の請求は、無理なのでしょうか?

回答

年次有給休暇は労働者の権利であり、労働者の請求により生じるものではありません。そして、年次有給休暇をどのように利用するかも、労働者の自由です。

一方、使用者には、事業の正常な運営を妨げる場合にのみ、労働者が請求した時季を変更することができるという時季変更権が認められています。

今回の場合、退職すれば年次有給休暇を取ることができませんし、14日という日数の取得は当然認められます。

会社の時季変更権の行使については、代替勤務者の確保が困難であること、退職予定者の労働が業務の正常な運営に必要であることなどの状況が必要であると考えられます。
ですので、単なる業務の引き継ぎだけでは、十分な理由とならない可能性が高いと思われます。

正当な時季変更権については、退職日までの日数に余裕があれば、行使が可能ということになりますが、余裕がなければ、会社は連続取得を認めざるを得ないことになります。

posted by アドバイザー at 10:28| 休日・休暇 | 更新情報をチェックする