2011年11月30日

自宅待機

質問

飲食店で、正社員として働いています。
お店は年中無休で、正社員とパートタイマーで切り盛りしています。

私の不満は、休日に自宅待機の日が、設けられていることです。

社員の休日はシフト表で決まるのですが、交替制のような形で自宅待機の日が割り振られます。
(採用の際に、パートタイマーの欠勤等の人員不足に備えて、このようにしていると、説明がありました。)

会社からは、連絡後、2、3時間で出社できる範囲であれば、外出してもらって構わないと言われていますが、私にはとても気になっています。
(出社命令の頻度は、2、3か月に1度ぐらいです。)

休日は気楽に過ごしたいので、自宅待機の日があるのは、本当に嫌なのです。
会社に改善を求めることは、できないのでしょうか?

回答

休日は労働者にとって、労働から解放される日で、私生活のために用いることのできる自由な日です。
会社や仕事のことを忘れて、気楽に過ごしたいあなたの気持ちは、よく分かります。

一方、会社の都合としては、社員を増やすほどではないし、社員を増やせば余計なコストになる、ということでしょう。
正社員なのだから、緊急的な対応を任せるのは当たり前だ、という意識なのかもしれませんね。

さて、本筋に入りましょう。
まず、自宅待機の時間が、法的にどう取り扱われるべきかを考えてみます。

自宅待機といえども、労働者は出社命令に備えていますから、全くの自由ではありません。

そうかといって、自宅待機中に何もできないかといえば、作業義務があるわけでもないので、かなり融通性のある時間だともいえます。

つまりは、自宅待機の時間が、労働時間に当たるかどうか、ということを、考えるしかなさそうです。

正直なところ、はっきりしない話です。
仮眠時間についての判例が、労働時間に当たるとしたもの、当たらないとしたもの、両方あることを考えますと、一概に言える話ではないというのが、本当のところです。

自宅待機をなくすことを会社側に求めても、改善されないということであれば、労働時間に当たること(賃金の支払い)を求めて、訴えを提起する必要があるだろうと考えます。
(裁判は手間がかかりますから、都道府県労働局のあっせんや労働組合の活用で、解決がなされるといいと思うのですが。)

ただ、自宅待機の時間が設けられていることが、労働者のモチベーションにマイナスだということは、はっきりしています。

ですから、自宅待機について特別な手当てを支払うとか、休日を増やすといった、労働者に配慮した労働条件を整備することが望ましいのです。

代替的なようですが、特別な手当てや休日の増設を求めて交渉するというもの、方法だと考えます。

posted by アドバイザー at 10:54| 休日・休暇 | 更新情報をチェックする